職場への不満が原因で転職する場合、同じ失敗を繰り返さないことが大切である。例えば人間関係に悩みがあって転職するなら、人間関係が良好な職場を見つけることが大切だ。転職で失敗してしまう看護師に多い特徴として、逃げの転職をしている、転職事由を明確にしていないなどがある。嫌なことがあれば転職すればよいと考える人は少なくないが、あまりにも回数が多くなると求人側に対する心証を悪くするものだ。仕事が辛くて心身がボロボロになるようなら転職する必要があるが、些細な不満を感じるたびに転職するのは得策ではない。やむを得なく転職をする場合は、理由を明確にしておくことが大切だ。どのような職場にもよい部分・悪い部分があるもので、転職する上で大切なのは後者を解消していくことである。
看護師の仕事はストレスが溜まりやすいと言われているが、自分にとって最大のストレスは何なのか考えてみる必要がある。ストレスの原因がそのまま転職事由となることが多いため、例えば人間関係の悩み、給料への不満など、原因を明確にしていこう。転職をする上で建前を考える必要はないので、自分の気持ちに正直になってやめたい理由を明確にすることが大切である。転職を早めに検討したほうがいい人は、仕事が原因で常にイライラする人、倦怠感を覚えるようになった人、食欲・睡眠のバランスが崩れてきた人などだ。これらはうつ病の初期症状であることが多いので、無理をせずに早期の転職を考えよう。